こんにちは。田舎フリーランス養成講座6期生のもぐら(@robotenglish)です。
さて、田舎フリーランス養成講座(以下、いなフリ)が終わって、もうすぐ2週間が経とうとしています。
そんな今日、わたしは、いなフリで1カ月を過ごした金谷に戻ってきました。
そう、わたし、移住します。
Q.なんの小説のカバーを意識しているでしょうか?
もぐら、移住するってよ。
千葉県富津市金谷にはたくさんの移住者がいて、そのなかには、過去のいなフリ受講生も多いです。
いなフリを開催すると、毎回参加者の2割くらいは移住しているようです。
今回は10人参加し、わたしを含めて2人が移住することになりました。
▼もう1人の移住者、だいご君ブログ。
どうして移住を決めたの?
「1カ月くらい田舎に住んでも、どうせ勉強ばっかりだし、不便はしないでしょ」と思い、
いなフリに参加したわたしでした。
わたしは鹿児島県で生まれ、ずっと漫画家になりたかったので、東京に強い憧れを抱いていました。
「大人になったら東京に行く!」ことは、中学生の頃から決めていました。家庭問題で、はやく実家から身を遠ざけたいという思いもありました。
福岡の大学へ進学し、実家脱出成功。そして、卒業して語学留学から帰国し、東京にやってきました。
念願の東京。
でも、上京して5ヶ月後、わたしは金谷への移住を決意していたのです。
わたしが移住を決めた5つの理由を紹介します。
▲フェリー乗り場で呑気に自撮りなんかしていましたが……
▲体感で50キロくらいあるキャリーを運んできました。肩バッキバキ。
金谷が田舎町の良さを教えてくれた
鹿児島県=田舎って思ってませんか?
私が生まれ育ったのは鹿児島市内だったので、割と栄えていました。
祖父母の家も近くにあったので、田舎、という場所にあまり親近感はもっていなかったです。
今回、金谷にきて「うわあ、田舎やん…」と思う瞬間がたくさんありました。
不便な点だって、もちろんたくさん。
でも、ちょっと歩いて気軽に鋸山に登山ができたり、
日が沈む時間だからと浜辺まで散歩して東京湾に消えるオレンジの夕日の光を全身で浴びたり、
地面に寝そべっていつまでも流れ星を待ったり、
人とすれ違わないから毎朝猫に「おはよう」って言ったり、
地元の精肉屋さんのクイズに正解したらコロッケもらったり、
じんわり心があたたまるような瞬間がたくさんありました。
その度に、「これは田舎のよさだよな」と思えて、不便さもなんだか面白く思えてきたのです。
田舎は意外と仕事がある
田舎に移住なんてしてお金は稼げるの?と疑問にもたれることが多いです。
田舎だから、会社はないし、ここから通勤なんて大変すぎるし…
会社務めをする人にとって、金谷での暮らしは大変だと思います。
でも、フリーランスとして自分の仕事を管理するのであれば、
いくらでも仕事が生み出せると知りました。
リモートで出来る仕事をネットを通して得るだけではなく、
▽そのためのノウハウはこちらの講座で!
【2月/3月開催!】田舎フリーランス養成講座2017参加者募集! | 田舎フリーランス養成講座
「田舎=不便」なので、問題が多く、その問題を解決することが仕事につながります。
人手も少ないので、ゲストハウスや飲食店の求人なんかも多いのです。
移住者が多い
先にも書いたように、いなフリを受けた後に移住する人がいて、
更に金谷という土地にひかれて移住してきた人もたくさんいます。
みんなそれぞれ、全く違った経緯からここに集まってきているので、話を聞くだけで超おもしろいっ!
料理人、釣り人、農業をする人、カメラマン、デザイナー、編集者…
色んな人と出会うことって、自分の人生を豊かにしてくれる。
自分にたくさんの選択肢を与えてくれる。
私も、実際、移住なんてこれっぽちも考えていませんが、移住の先輩方と話したり、その姿を見ていて、
自然と「移住」という選択肢が生まれました。
人との出会いが、自分の人生を思ってもみない方向に転がしてくれる。
その出会いが、ここには待っています。
家族みたい
もう、これは、来て、住んで、感じて!としかいいようがないここに流れる独特の空気感なのですが、
幅広い年齢の、それぞれ個性的な人々が集まると、
友達というよりまるで家族!
「みんなが家族だったらいいのになあ」って思う機会が多々あったし、
願わなくてもすでに家族になちゃってるんじゃないのかなって感じがする。
居心地良く、それでいて時にはお尻を叩きあい、困ってたら助け合い、
そういう関係性が、ひとりひとり、ばらばらのところで生きてきたわたしたちをつないでいます。
いなフリの後輩のサポートがしたい!
いなフリ期間中、いなフリの、そして移住の先輩たちが、
たくさんサポートをしてくれました。
一緒に悩んでくれたり、
逆になにも考えずにぼーっとする時間を過ごしたり、
ただ美味しいものを食べて美味しいって笑ったり、
泣いたり、励まされたりしながら、
濃い時間を過ごしました。
そういう時間の積み重ねが、「移住」につながったと思います。
わたしも、わたしのように人生に迷っていなフリを受講した人に
先輩がしてくれたように手助けがしたい!
そんでもって、ここを好きになってくれて、一緒に暮らすようになってくれたら、きっとすごく嬉しいし、楽しいに違いない!
有り難いことに、次回開催の2月/3月のいなフリに
みっちり関わらせてもらえそうです…!
わたしは、あなたと一緒に悩んで悩んで、その過程を楽しみたい!
3月の参加者はまだまだ募集中です!
【2月/3月開催!】田舎フリーランス養成講座2017参加者募集! | 田舎フリーランス養成講座
ここ、金谷へわたしに会いに来てください!
まだ移住して1日だけど
大きなキャリーをひきずって、まるもへ行く道の途中、
疲れて立ち止まって上を見上げると、やっぱりそこには満点の星空があって、
真っ暗な道の先に、ちょっと趣味の悪いイルミネーションが輝いているのに吹き出し、
約1週間ぶりにまるもへ足を踏み入れると、たくさんの「おかえり」に迎えられて
みんな、すっごくにこにこしていて、満ち足りて見えて、
「ただいま」って胸が熱くなりました。
まだ移住して1日しかたってないのだけど、もうこの選択は素晴らしかったって思いながらこれを書いています。
6つ目の理由、移住というか二拠点生活
金谷は田舎ですが、千葉県にあるので日帰りで都内に行くことも可能なんです。
実際、私、週に数日は都内で過ごす二拠点生活をするつもりです。
この手軽さも、始めるハードルが低くていいんですよね。
来たくなりました?住みたくなりました?
とりあえず、わたしのスタッフとしての働きぶりを見に、金谷へ来てください♥
▼アイキャッチ画像クイズの答え
A.『桐島、部活やめるってよ』朝井リョウ
映画化もされ大ヒットした本作。小説では桐島の「退部」という決断が、周囲の人間を混沌に招きますが、わたしの「移住」という決断は、金谷や、日本のいたるところにいるわたしの友人にとって良い影響になればいいな、と思っています。
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